IWC( インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2019 日本酒部門最優秀賞「チャンピオン・サケ」に輝いたのは?

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日本酒も最近は、海外で人気になってきたとか評価が高くなってきたという話を耳にすることが増えてきたように思いますが、商社とか金を動かしたい連中が暗躍してるだけなんじゃねーか。ってひねくれるなななです。

 

そんなひねくれモンの話は、いいとして実際日本酒も海外の品評会で審査されています。今回は、IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)の話です。

 


IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)とは?

なななの周りの人にIWCって知ってる?と聞くと

 

「知らない。何それ?」というおばさんと

 

「時計でしょ?」と言ってすました顔で事務処理を進めるお姉さま(年齢には触れなられない)と

 

「あっ、時計ですかね」と言って、腕にはめたIWCの時計をそっとワイシャツの袖に隠した男性後輩と

 

ってな感じで、ようするにIWCは時計と認識する人が多いみたいだけど今回の話のIWCは時計ではありません。

 

IWCは、インターナショナル・ワイン・チャレンジの略で、毎年ロンドンで行われる世界最大規模のワイン品評会だそうです。

 

Wikipediaにも解説が載ってました。以下、Wikipediaより引用

 インターナショナル・ワイン・チャレンジ(英語: International Wine Challenge、通称:IWC)はイギリス・ロンドンで毎年4月に開催されるワインコンペ。2007年からは日本酒部門(Sake Category)が設けられている。

 

概要
1984年、ロバート・ジョセフ、チャールズ・メトカーフの2人によってロンドンで開催される。元々はワインインターナショナルマガジン(現:en:Wine_&_Spirits)の企画であったが、2006年にイギリスのWilliam Reed Business Media社に売却された。

現在の審査委員長はメトカーフ、マスター・オブ・ワインのデレク・スメドレー、ティム・アトキン、Sam Harropの4人が務める。日本酒部門は山仁酒店社長の大橋健一。サイモン・フォフストラが責任者を務める。

尚、2011年より外務省はIWCの上位入賞の日本酒を在外公館用に採用している

 

日本酒部門は、2007年からか。まあまあ前からやってるんですね。

 

2011年より外務省はIWCの上位入賞の日本酒を在外公館用に採用しているという記述もありましたが、日本航空(JAL)さんもファーストクラスにおいてIWCで入賞したお酒を結構採用しているんですよね。

 

www.jal.co.jp

 

以下、JALさんのHPより引用

世界で最も影響力のあるコンペティションとして知られるIWC(インターナショナルワインチャレンジ)「SAKE部門」でメダルを受賞した日本酒を多数採用しております。 

 

ということで酒造メーカーからしたら売上向上に直結する重要な品評会なんだと思われます。

 

2019年のIWCのSAKE部門は

  • 普通酒
  • 純米酒
  • 純米吟醸酒
  • 純米大吟醸酒
  • 本醸造酒
  • 吟醸酒
  • 大吟醸酒
  • スパークリング
  • 古酒

 

という9つのカテゴリーに分かれて審査が行われた模様。以外に細かくカテゴリーが分かれているんですね。本醸造酒もあるとは・・

 

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(イラストAC)

 

審査で得られる評価としては、

  • ゴールドメダル
  • シルバーメダル
  • ブロンズメダル
  • 大会推奨酒

の4つがあるということですが、ゴールドメダルの中で一番優れたものは、「トロフィー」という称号が貰えるらしい。

 

そして「トロフィー」の中でも一番優れたものがSAKE部門の最優秀賞である「チャンピオン・サケ」という称号を貰えると。そういうことみたいです。

 

2019年の「チャンピオン・サケ」は?

 

「チャンピオン・サケ」って名前がなんとなくダサい気がするのは、ちょっとおいといて、今日の本題である2019年の「チャンピオン・サケ」は、

 

 

宮城県は仙台市の勝山酒造の「勝山 純米吟醸 献」でした。

 

パチ!パチ!パチ!

 

さすがは伊達家の御用蔵。

 

大吟醸・純米大吟醸を蹴散らして純米吟醸がチャンピオンなんですね。

 

素晴らしい!

 

飲んだこと・・・

 

ないです。(無念なり・・・)

 

www.katsu-yama.com

 

www.katsuyama-shop.jp

 

既に入手困難ですかね。

 

各種トロフィー

各カテゴリー毎の最優秀賞「トロフィー」は、以下のとおりです。ちなみに県名がついているのが次点だそうです。

 

普通酒

☆普通酒トロフィー:「菊正宗 しぼりたて ギンパック」菊正宗酒造株式会社(兵庫県)

○山形・普通酒トロフィー:「清酒 竹の露」竹の露合資会社 (山形県)

 

菊正宗、紙パックだもんなぁ。美味しいのかな。これも飲んだことない。

竹の露は、美味しそうだな。1升で1,800円位か。このくらいの値段でも美味しいお酒ってありますよね。売ってるお店が限られてそうでなかなか入手困難かな。

純米酒

純米酒トロフィー:「宮の雪 山廃仕込 特別純米酒」株式会社 宮﨑本店(三重県)

○栃木・純米トロフィー:「松の寿 純米 とちぎ酒14」株式会社 松井酒造店(栃木県)
○静岡・純米トロフィー:「高砂 山廃純米辛口」富士高砂酒造株式会社(静岡県)

 

純米酒トロフィー、宮の雪の株式会社宮崎本店は、下町ハイボールなどで人気のキンミヤ焼酎の方が有名ですね。

 

純米吟醸酒

☆純米吟醸トロフィー:「勝山 純米吟醸 献」仙台伊澤勝山酒造株式会社(宮城県)

○山形・純米吟醸トロフィー:「出羽桜 つや姫」出羽桜酒造株式会社(山形県)

○新潟・純米吟醸トロフィー:「越後鶴亀 越弌 純米吟醸」株式会社越後鶴亀(新潟県)

○愛媛・純米吟醸トロフィー:「石鎚 別誂え 純米吟醸」石鎚酒造株式会社(愛媛県)

 

チャンピオン・サケの勝山酒造はじめ出羽桜、鶴亀など実力派揃いですね。このあたりのお酒は、JALファーストクラスに出てきそうかな。

純米大吟醸酒

☆純米大吟醸トロフィー:「秀よし 純米大吟醸」合名会社鈴木酒造店(秋田県)

○山形・純米大吟醸トロフィー:「栄冠菊勇 雪女神」菊勇株式会社(山形県)

○岡山・純米大吟醸トロフィー:「赤磐雄町ゴールド」利守酒造株式会社(岡山県)

本醸造酒

☆本醸造トロフィー:「かたふね 特別本醸造」合資会社 竹田酒造店(新潟県)

吟醸酒

☆吟醸トロフィー:「初孫 冬のカノン 吟醸酒」東北銘醸株式会社(山形県)

○岩手・吟醸トロフィー:「南部美人 吟醸 結の雫」株式会社南部美人(岩手県)

 

南部美人は、大阪のG20でも提供されていたんですね。

 

大吟醸酒

☆大吟醸トロフィー:「文楽 大吟醸 袋吊無濾過原酒 中汲み」北西酒造株式会社(埼玉県)

○宮城・大吟醸トロフィー:「蒼天伝 大吟醸」株式会社男山本店(宮城県)

スパークリング

☆スパークリングトロフィー:「紀土 純米大吟醸 Sparkling」平和酒造株式会社(和歌山県)

○大分・スパークリングトロフィー:「八鹿 スパークリング Niji」八鹿酒造株式会社(大分県)

古酒

☆古酒トロフィー:「特別本醸造 釜屋 古酒」株式会社 釜屋(埼玉県)

○奈良・古酒トロフィー:「談山 貴醸酒」西内酒造(奈良県)

○広島・古酒トロフィー:「華鳩 貴醸酒 8年貯蔵」榎酒造株式会社(広島県)

○福岡・古酒トロフィー:「三井の寿 山廃 純米 古酒」株式会社みいの寿(福岡県)

 

まとめ

毎年ロンドンで行われる世界最大規模のワイン品評会IWC(インターナショナルワインチャレンジ)

 

2019年「SAKE部門」の 最優秀賞「チャンピオン・サケ」は、「勝山 純米吟醸 献」でした。

 

たくさんのお酒がメダルを獲得しましたが、JALファーストクラスでは、どのお酒が採用されるのか楽しみです。

 

各カテゴリーでトロフィーを獲得した日本酒は、なかなか入手困難かもしれませんが、酒屋さんで見かけたら迷わずゲットしようと思います。